空気も風もグッと冷たくなってきました。
そろそろ気になるのが、からだの冷え。
冷えは“万病のもと”ともいわれ、からだが冷えると内臓の働きが低下し、免疫力が下がってしまい様々な症状を引き起こします。
そうならないように冷え対策をしておきたいものですね。
現代の暮らしは昔に比べ、冷えやすくなっているそうです。
・体を冷やす夏野菜が一年中出回っている
・朝食を抜いたり、夜更かしをするなど生活リズムの乱れや運動不足
・湯船で温まらずシャワーで済ます
などの理由によるものだそうです。
なので、この逆の生活を心掛けることで温まりやすくなります。
からだを温める食材として“しょうが”が良いとよく耳にしますね。
しょうががどのように良くて、どんなふうに取り入れればいいのかをちょっと調べてみました。
しょうがに含まれる辛み成分、「ジンゲロール」と「ショウガオール」が体を温める成分。
どちらにもアドレナリンの分泌を増加させ、熱を生み出す作用があるそうですが、それぞれに特長があり、摂り方をきちんと把握しておきたいですね。
ジンゲロール | ショウガオール | |
含有状態 | 生のしょうがに含まれる |
生のしょうがを加熱・乾燥させると、ジンゲロールがショウガオールへ変化 |
温める箇所 |
からだの熱を取り除き、からだの表面(末端)を温める。 ※深部は熱が奪われるため、冷えの解消には逆効果 |
からだの芯から温める。 ※冷え対策におすすめ |
期待できる効果 |
・発汗、解熱、殺菌、咳止め ・免疫細胞の活性化 ・整腸作用 ・風邪の引き始め対策 |
・殺菌 ・血行促進 ・鎮痛・消炎 ・抗酸化 ・痛みの緩和 |
おすすめの 摂取方法 |
熱を加えない。 (例)お寿司のガリ、おろししょうが(薬味) |
加熱する。 乾燥させる。 |
以上のように“冷え対策”という意味では加熱や乾燥させて摂取するとよさそうですね。
とはいえ摂りすぎると肌荒れや腹痛、下痢になることがあるので、摂り過ぎには注意してください。
1日10gを目安に摂取するようにしましょう。
(しょうが10g=一片:親指の第一関節より少し大きいくらい)
しょうがを使うレシピをご案内させていただきますので、よろしければ参考にしてくださいませ。
主菜 |
副菜 |
鍋もの |
汁もの |
ごはん |
いかがでしたか?
普段の暮らしを今一度見直し、食事はしょうがの他、からだを温める食材(唐辛子、にんにく、玉ねぎなど)を意識して摂るとよさそうですね。
兵四郎レシピにはしょうがを使ったレシピがたくさん掲載されています。
ぜひご活用くださいませ。
今年の冬は寒さが厳しくなると予想されています。
体調を崩さないように、どうぞご自愛ください。