橋本彩子さんのワンポイントレッスンvol.3

テーブルコーディネート&盛り付けのコツ!

統一感を意識せずその時の直感で買い足している器たち。素材や色、形が異なる器でも、ちょっとした法則を使うことで美しくスタイリングすることが出来るのです。3つのポイントを意識して、ぜひ皆様のお気に入りの器を使って、あなた色のスタイリングを楽しんで下さい。今回は、当連載の担当ライターで料理好きな羽鳥の器を使って、橋本さんにコツを教えていただきました。

(連載担当羽鳥の個性ある器たち)

1.ひとつの器の色に近い無地の布をテーブルに敷く

ホームパーティーで持っている器をいくつかテーブルに並べた時、色や柄でまとまりがなくなってしまうことも。そういう場合は、器の一色に近い色の無地の布をテーブルクロスとして使うと全体をすっきりとまとめてくれます。今回は青色のお皿に合わせてブルーの生地をチョイスしました。

2.器の表情と食材を合わせる

放射線状に入ったグリーンの線が美しいお皿、そのグリーンの線には空豆の緑色が好相性。‘‘たこと空豆のカッテージチーズ和え”を盛り付けてみました。器の一色を食材の一色と繋げることで器との調和が取れ、ステキな一品になります。

落ち着いたピンク地に彫りもののような柄が印象的な器には固形のころんとしたものを盛り付けます。そうすれば全部柄を隠すことなく盛り付けることが出来ます。今回はお酒やフリットに添えるカットしたレモンを盛ってテーブルに出し、お好みで自由に絞ってもらうようにしました。

3.盛り付けは両手で

器は置いたまま、和え物などはスプーンと菜箸などを使い両手で盛り付けます。器を置いたままにすることで自分の目線を安定させ立体感のある盛り付けになります。

4.器に2割の余白を残して盛り付ける

器に対して2割の余白を残すことで、器や食材の持つ表情も残しつつ、洗練された印象の盛り付けになります。余白を意識して盛り付けることで食材にも抑揚がつき、味だけでなく目にも美味しいひと皿が出来ます。

→家呑みごはんお料理編で実践してみました。

お料理編はこちら

橋本彩子さん(はしもと・さいこ)/料理家

パーティーのケータリング料理、演出の他、
映画、CM、書籍などでの料理経験を積み独立。
その後、コルドンブルー東京校にてフランス料理を学ぶ。
現在は、料理、ファッション、食育関連の雑誌、Webでの
レシピ提案、テーブルスタイリングを中心に活動中。
季節感を生かした親しみやすいレシピに加えテーブルにも
新鮮なアイディアをプラスする。
http://www.hashimoto-saiko.com

橋本さんがデザインするオリジナルワークワンピース。
→詳しくはこちらから
tsukijimarche(本人着用)とlemon&blackoliveと2シリーズで発売中。

撮影:工藤朋子
テキスト:羽鳥靖子