マルシェで買い物家呑みごはん!vol.3 ~01
「春のフリットミスト」

春のフリットミスト

カリっと揚げて、春巻きは手でつまんで軽やかにパクッといただきます。家呑みパーティーは、会話も料理もカジュアルだからこそ楽しい。

◆あなごと2色アスパラの茶衣のフリット
◆行者にんにくとフレッシュモツァレラの春巻

 

▼あなごと2色アスパラの茶衣のフリット

【材料】3,4人分

天空の碧・・・1包(0.5g)
薄力粉・・・1カップ
水・・・150cc ※良く冷えた水を使う
あなご(ひらいたもの)・・・2枚
アスパラ(グリーン、ホワイト)・・・各2本
揚げ油・・・フライパンに3cm程度の量

【作り方】

1.  あなごの下ごしらえをする。あなごは尾の方を左手でつまみ、尾から頭の方向に向かって包丁の刃を立て、ゆっくり滑らせ表面のぬめりを取る。表面の水気をキッチンペーパーで拭き取り、4、5cm幅に切る。

2. 薄力粉に冷えた水を溶き混ぜる。(この時多少ダマが残っても良いので混ぜすぎないこと)最後に天空の碧を加えてさっと混ぜ込む。

3. フライパンに2、3cm程度の揚げ油を用意する。アスパラは硬い部分を切り落とし、1/2長さに斜めに切り、2の衣をつけて170℃~180℃の揚げ油で2分程度揚げる。あなごにも衣をつけ、皮目を下に入れ、揚げ色がついたらひっくり返し火を通す。
*皮目8割、身2割くらいの時間で揚げることでふっくらと揚げることができる

*揚げ油は少なくなったらさし油をしつつ、温度調節をして揚げる


*アレンジ*
野菜の旨みだしやレモンを少し足すとより味が引き締まります。

▼行者にんにくとフレッシュモツァレラの春巻き

【材料】10本分

野菜の旨みだし・・・適量(破って適量を仕上げにふりかけます)
行者にんにく・・・1束(12本程度)
フレッシュモツァレラチーズ・・・1個
春巻の皮(16cm×16cm)・・・10枚

〔A〕
薄力粉・・・大さじ1杯
水・・・小さじ2杯

【作り方】

1.  行者にんにくは葉をはがし、泥などをとりのぞく。モツァレラチーズは1cmの棒状に切る。

2. 春巻きの皮は対角におき、中心に行者にんにくの葉を開くようにして2枚置く。その上にモツァレラと茎を2本横に並べ、行者にんにくの葉を開いて挟み込むようにのせる。
*チーズの水分が春巻きの皮に染みないように、行者にんにくで挟むことで破裂を防ぎ揚げやすくなる。

3. 手前から巻いて、皮の端にAを混ぜ練ったものを指の腹でしっかりぬりつけ、巻き終わりにもしっかりつけて止める。
*今回は小さめの春巻きの皮を使用。大きいサイズの皮の場合、巻き終わりをリボンのようにねじり、Aをぬりしっかり閉じる。

4. フライパンに2、3cm程度の揚げ油を用意し、170℃~180℃の揚げ油で2分程度揚げる。揚げ色がついたらひっくり返し火を通す。
*揚げ油は少なくなったらさし油をしつつ、温度調節をして揚げる。

 
*アレンジ*
応用として、りんご、クリームチーズ、シナモンの組み合わせならばデザートに。夏にはトウモロコシ、秋にはエリンギ、冬はりんごなどの旬の野菜や果物とチーズを組み合わせて、一年中気軽に楽しめる春巻きです。ポイントは水分の少ない素材を選ぶこと。カリッとした食感のヘルシーな春巻きなので子供から大人まで楽しめるメニューです。

「あなごと2色アスパラの茶衣のフリット」で使用

使った商品はこちら

「行者にんにくとフレッシュモツァレラの春巻」で使用

使った商品はこちら

橋本彩子さん(はしもと・さいこ)/料理家

パーティーのケータリング料理、演出の他、
映画、CM、書籍などでの料理経験を積み独立。
その後、コルドンブルー東京校にてフランス料理を学ぶ。
現在は、料理、ファッション、食育関連の雑誌、Webでの
レシピ提案、テーブルスタイリングを中心に活動中。
季節感を生かした親しみやすいレシピに加えテーブルにも
新鮮なアイデアをプラスする。
http://www.hashimoto-saiko.com

橋本さんがデザインするオリジナルワークワンピース。
→詳しくはこちらから
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撮影:工藤朋子
テキスト:羽鳥靖子