先日、地元の小学校より依頼があり、弊社社員が小学5年生を対象とした
食育授業の講師を務めて参りました。
授業のテーマは「だしの旨み」で
めあては
“いりこだしの上手な取り方を考え、
おいしさのもととなるだしのはたらきを知ろう”
でした。
まずはいりこでとっただしが入っているお味噌汁と、入っていないお味噌汁を
飲み比べてもらったところ、子どもたちは圧倒的多数でだしをとったものの方が
おいしいと答えました。
「なぜだろう?」
ここからだしへの探求が始まります。
そこで、われらの出番です。
頭と腹を取ったいりこでとっただしを使うとおいしいのはなぜ?
その疑問にも「えぐみや臭みが出ないようにするためなんですよ。」とお答え。
いりこの他にどんなだし素材を知っているか尋ねたところ、
たくさんの元気な発言が飛び交い、止められないほど・・・[:汗:]
とても積極的に授業に入り込んでくれていることが分かりました。
もちろん、弊社は「あご入りだし」を扱っているため、あご(飛び魚)についてもちょっと説明。
福岡の博多では昔からお正月のお雑煮のだしにはあごが使われており、
親しまれてきた味であることなど、福岡の食文化についてもお話をしました。
また、兵四郎だしも飲んでもらったところ、大好評[:にかっ:]
口々に「おいしい」と言ってもらえました。
では、なぜおいしいんだろう???
またまた探求です。
持参しただし素材を子どもたちに見てもらいながら
素材同士の「相乗効果」で一層深い味わいになることを説明。
「相乗効果」ってとても難しい言葉ですが、出来るだけ分かりやすいようにフリップを用意したり、
実際に素材に触れてもらうことで、少しは理解が深められたのではないかとい思います。
「だし」は具材のように目立つ存在ではないけれど、
だしの役割はよく分かってもらえたようです。
いつも何気なく食べているお料理も、ベースとしてだしが大活躍していることを
お話して授業を終えました。
元気いっぱいの子どもたちのキラキラした瞳で、
私どものつたない説明にも、きちんと受け答えてくれて大感激でした。
このような機会に恵まれ、大変光栄に思います。
後日、授業を受けた子どもたちからとても素敵な寄せ書きが届きました[:love:]
小さな桜の用紙にメッセージがびっしり!
また、個別にお手紙もいただいたのですが、
似顔絵入りのものや、だし素材の絵が描かれたものなどもあり、
とても微笑ましく、嬉しい限りです。
一部をご紹介します。
[:ダイヤ:] だしのとりかたや、どうすればおいしいだしがとれるかよく分かりました。
[:ダイヤ:] おかげでだしについて興味を持ちました。
とくに、色々なだしを合わせただしがすごくおいしかったです。
今度の調理実習のときは、ぜひ習ったことを生かしておいしいみそ汁をつくります。
[:ダイヤ:] 授業ではたくさんのことが学べました。
一番おぼえていることが「相乗効果」という言葉です。
どのお手紙も、とても丁寧に書かれていて、
気持ちの伝わる素敵なものばかりでした。
意外にも「相乗効果」という難しい言葉を、
みんなが理解してくれていたことに驚きました。
お礼のお手紙でしたが、こちらも素晴らしい体験をさせていただくことが出来ました。
ありがとうございます。
また機会があればチャレンジしたいと思います。