味の兵四郎の一番人気といえば「あご入兵四郎だし」。
「あご入兵四郎だし」をはじめとする“あごだし”に使用する焼きあご体験に
未体験の従業員で行ってまいりました!
だしに使用しているあご(飛び魚)は長崎県平戸沖で、秋のお彼岸前後に獲れる
小ぶりで尾のきゅっとしまったものだけを選んでいます。
それは、脂分が少なく、酸化による味のブレがないから。
獲れたてのあごを手作業で一尾一尾串に刺して、両面を炭火で丁寧に焼きあげます。
腹から焼くことで、はらわたのえぐみを落とし串から落ちずに残る鮮度の良いものだけを
選別できます。
手間がかかりますが、おいしい「あご入兵四郎だし」にするために欠かせません。
串に刺したり、炭火で焼いたり、様々な作業を体験させていただきました。
串に刺す作業はみんな真剣そのもの!
最初は串を指に刺しそうになりましたが、熟練さん方が優しく指導してくださったおかげで
徐々に上手に刺せるようになりました。
炭火焼き体験では顔が焼けそうなくらい熱く、なかなか長くその場に留まれませんでした。
とにかく熱く、危険を感じるほど!!
背を焼く際に串を持って返すのですが、重量があるうえ要領がわからず
あやうく炭に落とすところでした。
この大変な作業に長く携わってくださっている職人さんを、改めて尊敬したのは
いうまでもありません。
焼きあがったあごはきれいに並べられて天日干しにするのですが、その様は圧巻の一言。
選別から、串刺し作業、炭火焼き、天日干しにいたるまで、
ひとつひとつが手間ひまがかかっています。
この作業があるからこそおいしい焼きあごができ、それがまた「あご入兵四郎だし」の
おいしさにつながっているのだと実感!!
焼きあがったあごを試食させていただきましたが、風味も良く納得のおいしさでした。