今日は二十四節気の「雨水(うすい)」。
また、今日から啓蟄(今年は3月6日)までの期間を「雨水」といいます。
雪から雨に変わり、氷が溶けて水になるころという時季だそうです。
先日、福岡でも春一番が吹き、寒いながらも何となく春の足音が聞こえてくるようになりました。
梅の花もところによっては開花しています。
地方によっても違うようですが、雨水の日にひな人形を飾ると良縁に恵まれるといわれています。
いつ出そうか迷っているご家庭は、今日出してみてはいかがでしょうか?
近年は結婚されていても、自分用にひな人形を買い求める方も多いそうですね。
女性にとってひなまつりはちょっと特別な華やかなお祭りなんですね。
ひなまつりにはちらし寿司にはまぐりのお吸い物、ひし餅にひなあられ、白酒・・・
がよく食べられますね。
これにはちゃんと意味があるんです。
海老は腰が曲がるまで長生きしますように
れんこんは将来の見通しが良くなるように
豆は健康でまめに働けるように
二枚が対になっていることから、一生一人の人と連れ添うように
●ひし餅
雪の下に緑の草が息づき始め、大地には桃の花が芽吹く、という色合いだそうです。
●ひなあられ
ひなあられはひし餅を外でも食べられるようにとひし餅を砕いて作ったという説があるそうです。
白は大地のエネルギー、赤は生命のエネルギー、緑は木々のエネルギーを意味しているそうです。
●白酒
造り酒屋の初代の枕元にお雛様が表れて、白酒の造り方を伝趣し江戸中の評判となり広まったようです。
桃の花との紅白のコントラストがおめでたいことから、ひな祭りのお酒として定着したんだとか。
以上のように、女の子の成長を祝うひな祭りには、多くのいわれがあり
それぞれ子を想う親心から定着したのですね。
全部は大変かもしれませんが、どれか一つでも用意して差し上げませんか?
ところで、雨水の日にひな人形を飾ると良いとされていますが、
片づけの時期はいつ頃がいいのか迷うところですね。
若葉が芽吹き、虫たちがうごめき始める「啓蟄」のころが良いとされています。
一年間、また眠っていただくのですからお天気の良い日を選んで
片づけるといいですね。