腸の働きを活発に!ごぼうパワー!

ごぼうには水に溶けやすい水溶性と水に溶けにくい不溶性の2種類の食物繊維が豊富に含まれています。この食物繊維は腸の働きを活発にし、腸内環境を整えてくれます。ごぼうを切ると茶色くなるのは抗酸化作用が期待されるポリフェノールの一種クロロゲン酸が空気に触れて酵素と反応するため。水に浸けるとせっかくの成分と旨みが溶けだしてしまうため、水にさらさずそのまま調理するのがおすすめです。色が気になる場合は水にさらす時間を出来るだけ短くしましょう。

ごぼうの仲間

ごぼうmemo

*からだが喜ぶ食べ合わせ

[貧血予防]ごぼう+小松菜、ブロッコリー

[美肌]ごぼう+白ごま

[のどのかぜ]ごぼう+ねぎ

[便秘]ごぼう+里芋

[免疫アップ]ごぼう+れんこん、にんじん、鶏肉

*選び方

1.5cm~2cmほどの太さで、先になるにつれ、ゆるやかに細くなっているもの。皮に張りがあり、表面がきれいでまっすぐ伸びている、ひげ根が少ないもの。

*おすすめ料理

*保存方法

乾燥に弱いので土付きのものは新聞紙に包み冷暗所に立てて保存。洗ったものは、保存袋に入れ冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

ごぼうと鶏肉のトマト煮

【材料】2人分

鶏もも肉・・・1枚
ごぼう・・・2本(100g)
[A]
カットトマト缶・・・1/2缶
水・・・100cc

野菜の旨みだし・・・1袋
玉ねぎ・・・1/2個
にんにく・・・1片
パセリ・・・少々
塩・・・適量
こしょう・・・適量
オリーブオイル・・・大さじ1

【作り方】

1.鶏肉は一口大に切って塩こしょうをする。ごぼうは斜め薄切り、玉ねぎはくし形に切る。にんにく、パセリはみじん切りにする。

2.フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて熱し、鶏肉を焼く。

3.表面に焼き目がついたら、ごぼうと玉ねぎを加え、炒める。

4.玉ねぎがしんなりしたらAと野菜だしを破り入れ、煮立ったら弱火にして15分ほど煮込む。

薬膳とは、大きく分けると生薬を用いるものと、日常にある食材を使うものがあります。生薬は治療を目的としていますが、普段の食材は日々の元気づくりを目的としています。「おうちで薬膳」とは、旬や食材の性格を知り、自身の体の状態を知ることからはじめる、誰でもご家庭で続けることのできるもの。極意は季節を楽しみ、食を楽しむこと!食べることは幸せを生み出し、命を営む大切な行為です。自分や大切な人の元気づくりの知恵。それが薬膳なのです。

〈中村先生監修〉ごぼうとアボカドのサラダ

【材料】2人分

ごぼう・・・1本
アボカド・・・1個
赤パプリカ・・・1/4個
[A]
マヨネーズ・・・大さじ2
ゆずの雫・・・大さじ2

焼きのりばら干海風薫・・・大さじ2
一味唐辛子・・・適宜

【作り方】

1.ごぼうは洗った後、表面をたわしでこそぐ。ピーラーで10cm長さに削り、さっと茹でて水を切る。

2.アボカドは一口大に切る。パプリカは縦半分に切り、繊維を断つように細切りにする。

3.ボウルに1とA、のり大さじ1を混ぜ合わせ、お好みで唐辛子を混ぜ合わせる。

4.器に盛り、残りののりを振りかける。

からだを潤しアンチエイジング対策に!

春先はイライラなど情緒が不安定になりがちです。ストレスが過剰にかかるとお肌も調子が崩れます。ごぼうもアボカドも大腸に作用し、肺を元気にする働きもあります。肺や大腸は肌と密接に関係しており、整えることで美肌にもつながります。また、海苔はイライラやのぼせなどの症状に有効に働くといわれています。

01 アボカド

腸内を乾燥から守り、疲労回復に効果が期待できます。

 

02 パプリカ

気の巡りを良くして、ストレス性の症状の改善に。

 

03 海苔

水分バランスを改善し、むくみの解消に。

 

ごぼうと鶏肉のトマト煮で使用

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ごぼうとアボカドのサラダで使用

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中村忠和 先生

薬膳に関する料理教室など幅広く活躍中。昨年11月から福岡県八女市に気軽に楽しめる薬膳料理のお店「八女サヘホ」を運営。