震災の中で

東北地方太平洋沖地震において
被災された皆さま方に、心よりお見舞い申し上げます。
連日、テレビでは被災地の様子が放映されています。
その様子を見るにつけ、心が締め付けられるような思いが去来します。
甚大な被害と、また大切な命がたくさん失われていく中、
新しい生命も生まれているとか。
赤ちゃんをとりあげた助産婦さんが
「よくぞ生まれてきてくれた」と仰いました。
下を向きがちな今、一筋の光のようです。
この状況で新生児を育てていくことは
容易ではないと思われます。
でも、この新しい生命は、きっと皆さんの希望と
失われた皆さんの生命を引き継いでくれているのではないでしょうか。
避難所では中学生が、今の自分たちに何ができるかを考え、
「一丸となって頑張ろう」という垂れ幕を作り、壁に掲示して
励まし合っている様子が、テレビに映し出されていました。
インタビューされている中学生が、自分の家族の行方が
分からないにもかかわらず、カメラに向かって
「頑張ってください」と…。
本人もきっとつらい状況だろうに。
現地で不足している物として、
やはり「食糧」が挙げられています。
被災地ではない所に住んでいる私たち。
今、改めていつも通りに食事ができるありがたさを
かみしめています。
食べられる幸せに感謝しつつ、
無駄のない食事を心がけようと思います。
今、支援の輪がどんどん広がっています。
素晴らしいことだと思います。
でも、信憑性のない情報に振り回されていませんか?
正しい情報を見極め、自分にできることを実行することが大切ですね。
献血も集中しているそうです。
献血用の血液は4日しか持たないそうなので、
今だけでなく、少し日をおいて
また、無理のない程度に継続してされると良いのではないでしょうか。
また、悲しいことに「義援金」を語り、
詐欺も横行していると聞きました。
どうぞお気を付け下さい。
頑張っておられる被災地の皆さんに、
「頑張って」というのは酷なことかもしれません。
でも、どうか心折れずに前を向いてください。
若者が、絶望的になっていたお年寄りにこう言ったそうです。
「大丈夫！僕たちの代が立派に復興させるから！！」