福岡の真ん中、天神にて開催する薪能。
今年も特別協賛をさせていただき、大変多くのお客様にご来場いただきましたこと、
改めて御礼申し上げます。
演目はまず始めに、人間国宝の山本東次郎さんによる狂言「千鳥」。
主人から酒を買ってくるように命じられた召使ですが、
支払いが滞っているために酒を譲らない酒屋。
そこで召使があの手この手で酒屋の気を引き、酒樽を持ち去ろうとするお話です。
狂言が終わると、火入れ式を行います。
今年も弊社社長が火入れの大役を務めました。
次に能「葵上」が演じられます。
光源氏の正妻・葵上への嫉妬に狂い、生魂となった六条御息所。
葵上が懐妊中に容体が急変したため、法力を持つ小聖が祈祷をすると
鬼女となった御息所の霊が現れて激しい戦いを繰り広げるという、なんとも恐ろしいお話。
事前に演目の解説もあるため、難しいながらもなんとなく分かりました。
有難いことです…。
会場では「純米吟醸 兵四郎」の試飲をしていただいたところ、
黒山の人だかりができるほど、大変ご好評をいただきました。
今年も日常的にふれることのない日本の伝統文化に酔う、素晴らしい一夜となりました。
荘厳な雰囲気と幽玄の美を、ご来場の皆様もきっとご堪能いただけたのではないでしょうか。
演者の皆様、ご来場の皆様、誠にありがとうございました。