日ごとに寒さが増してきて、外に出ると吐く息も白く、冬一色になりましたね。そんな寒い日に飲みたくなる”温かいお茶”。日本の文化であるお茶にも緑茶や紅茶など種類があり、今回はその中でも芳しい香りとすっきりとした味わいのほうじ茶を特集します。ほうじ茶のすごさや、アレンジレシピをご紹介しますのでぜひご覧ください。

ほうじ茶のチカラ

ほうじ茶とは、煎茶や茎茶、番茶などを強火で焙じたお茶のことをいいます。高温で焙煎するため、煎茶に比べてカフェインが少なく、美容効果もあると言われています。芳しくさっぱりしているので、脂っこい料理とも相性◎。そんなほうじ茶の特長をまとめてみました！

01カフェインが少ない

お茶に含まれるカフェインは、お茶の若葉が成長するにつれ、減少していきます。ほうじ茶は、成長した茶葉を高温で焙じるので、さらにカフェインが少なくなります。他の飲み物と比べると、コーヒーの3分の1、紅茶の半分といわれています。妊婦さんにもやさしい飲み物です。

02美容にも効果的

お茶には美肌効果があるとされるビタミンCが含まれています。ビタミンCはお肌のハリに欠かせないコラーゲンをつくる手助けをしてくれるほか、メラニン色素の生成を防いで、しみ予防やストレスに対する抵抗力があるそうです。さらにビタミンEも含んでおり、細胞の老化を防ぎます。

03冷え性改善

ほうじ茶は、高温で焙じることによって増える『ピラジン』という香り成分が豊富。『ピラジン』は血流を良くして血栓ができるのを防ぐ効果が期待できるので、血の巡りが改善されて体温を維持するそうです。またこの香りはリラックス効果もあると言われています。

ほうじ茶でお家Cafe～アレンジレシピ集～

♢ほうじ茶で濃厚チーズティー

【材料】２～３杯分

天空の焙茶（茶葉）・・・大さじ2
水・・・100cc
牛乳・・・400cc
ほうじ茶パウダー(お好みで)・・・適宜

［A］
生クリーム・・・60cc
クリームチーズ・・・30g
砂糖・・・大さじ2

【作り方】

1．鍋にお湯を沸かし、沸騰したら茶葉を入れて火を止め、1分ほど蒸らす。

2．1に牛乳を加えて再度火をつけ、沸騰直前に火を止めて濾す。

3．ボウルにAを入れて、ミキサーで約7分間泡立てる。

4．湯呑またはティーカップに2を注ぎ入れて3をのせ、お好みでほうじ茶パウダーを振りかける。

♢タピオカほうじ茶ラテ

【材料】２～３杯分

天空の焙茶（茶葉）・・・大さじ2
水・・・100cc
牛乳・・・400cc
冷凍タピオカ・・・適量
砂糖・・・適宜

【作り方】

1．冷凍タピオカを沸騰したお湯で30秒ほど茹で、ざるなどにあげて冷ましておく。

2．鍋にお湯を沸かし、茶葉を入れて火を止め、1分ほど蒸らす。

3．2に牛乳を加えて再度火をつけ、砂糖を適宜入れる。沸騰直前に火を止めて濾す。

4．グラスに１を入れ、3を注ぎ入れる。

○編集後記

今回はほうじ茶を使ったドリンクのアレンジレシピをご紹介いたしました。ほうじ茶ラテで使ったタピオカは、2019年の流行語大賞の候補にもなるほど人気が出ましたね！タピオカのドリンクは、お家でも簡単につくれるので、お菓子と一緒にカフェ気分を味わいながら飲むのもおすすめですよ。

＊ほうじ茶のおいしい淹れ方＊

しっかり香ばしさと甘みを出すために、熱湯で淹れるのがおすすめ。
・急須で淹れる場合・・・お湯130ccに対し、茶葉3g（淹れて30秒ほど待つ）
・やかんで淹れる場合・・・お湯1Lに対し、茶葉10g（淹れて2～3分ほど待つ）