情熱の真っ赤な魂!スペイン風肉団子のトマト煮込み

【材料】4人分

[団子の材料]
合挽き肉・・・150g
卵・・・1/2個
食パン(白い部分)・・・1/4枚
牛乳・・・大さじ1
にんにく・・・1片
パセリ(フレッシュ)・・・2枝
松の実・・・大さじ1
塩、ナツメグ・・・少々
パン粉・・・適量

[野菜トマトソースの材料]
玉ねぎ・・・1個
にんにく・・・1片
トマト(中)・・・1個
オリーブオイル・・・適量
酒・・・大さじ1
パセリ(フレッシュ)・・・1枝
野菜の旨みだし・・・200cc(水500ccに1袋煮出したもの)
塩・・・適宜

【作り方】

1.ソースを作る。みじん切りにした玉ねぎとにんにくをオリーブオイルで10分ほど炒めたら、ざく切りにしたトマトを加えて、酒と野菜の旨みだしを加えて煮る。
2.肉団子を作る。ボウルに挽き肉、溶き卵、ちぎって牛乳に浸した食パン、みじん切りにしたパセリとにんにく、軽くすりつぶした松の実、塩、ナツメグを加えてよくこねる。


3.10等分にして丸め、細かなパン粉をつけて油(分量外)で揚げる。


4.1のソースの中に肉団子とパセリのみじん切りを入れて煮詰め、味を調える。

 

合挽き肉と玉ねぎ、にんにくの相性が◎。豚肉のビタミンB1+玉ねぎやにんにくのアリシンで疲労回復効果を持続させることが出来ます。ここにトマトのクエン酸、パセリのビタミンCが加わるので、食パンに含まれる糖質のエネルギーを効率よく変えてくれるだけでなく、パセリに含まれる非ヘム鉄、合挽き肉に含まれるヘム鉄の吸収を良くし、持久力アップも期待できる素晴らしいメニュー。トマトのクエン酸にはカルシウムなどのミネラルを吸収しやすくする効果もあります。飾りものとして脇役にされがちなパセリですが、栄養学的にはハリウッドスター級の役割を持つ緑黄色野菜。パセリの独特な香りには消化促進効果や鎮静作用が。心を落ち着かせてリラックスさせる働きがあるとされています。松の実の最大の特徴であるピノレン酸は、鎮痛作用、抗炎症作用、解熱作用、血流アップなどの効果があり、アレルギーやアトピーの緩和にも。松の実は夫(山瀬功治氏)が前十字靭帯を断裂したときに、毎食摂取していたコラーゲンスープに入れていた食材。

合挽き肉にパルメザンチーズを加えてカルシウムとマグネシウムの強化を。しいたけなどのきのこ類をプラスすると、風味や旨みがアップするだけでなく、ビタミンDの作用でカルシウムの吸収を促します。またお弁当ではなく、ご家庭の食卓でいただく場合は、トマトやだし汁の量を増やして液体のスープにし、そこにじゃがいもやにんじん、かぼちゃ、さつまいもなどの根菜類を小さくカットして加えると、エネルギー源となる糖質もたっぷり摂取できるメニューへと早変わり!汗で失われる水分の補給も出来て一石二鳥です。更にルイボスティーなどのハーブティーを一緒に入れて煮込むとポリフェノールやミネラル類をより一層強化することができます。トマトはトマト缶を使ってもOK。加工用のトマトの方がリコピン量が多く、加熱したり油と一緒に摂取することにより、吸収率が更に上がります。アピオールやピネンなど消化を助けたり抗菌作用もある個性的な香り成分を含むパセリ。βカロテンなどの豊富な抗酸化物質(フィトケミカル)は煮汁に溶け出しますが、ビタミンCは加熱に弱いため、パセリは煮込み用だけでなく、仕上げに少し残しておき、お皿に盛り付けてから散らしてあげると尚◎です。手軽な風味アップ、栄養価アップとして、仕上げにオメガ3脂肪酸オイルの亜麻仁油やえごま油などをふりかけても。オメガ3脂肪酸には抗炎症作用があり、スポーツ選手だけでなく、健康維持のためにもおすすめです。以下のレシピは、この1品でよりたくさんの栄養素がバランスよく摂取できるアスリート仕様にアレンジ。揚げずに煮込むことでヘルシーさもUP!セロリやナスなど、トマトソースに合うお好きな冷蔵庫の残り野菜を加えて、更なる栄養の強化を目指していきましょう!

【材料】2~3人分

[団子の材料]
合い挽肉・・・150g
卵・・・1/2個
食パン(白い部分)・・・1/2枚
牛乳・・・大さじ1
しいたけ・・・1本
にんにく・・・1片
松の実、パルメザンチーズ、パセリ(フレッシュ)・・・各大さじ1
塩、ナツメグ・・・少々

[野菜トマトソースの材料]
野菜の旨みだし・・・300cc(水500ccに1袋煮出したもの)
酒・・・大さじ2
トマト・・・1個
玉ねぎ、にんじん、じゃがいも・・・各1/2個
にんにく・・・1片
月桂樹(ローリエ)・・・1枚
オリーブオイル、塩、こしょう・・・適量

【作り方】

1.ボウルに合い挽肉、溶き卵、細かくちぎって牛乳に浸した食パン、石づきの固い部分を落とし、軸ごと細かく刻んだしいたけ、パルメザンチーズ、軽くすりつぶした松の実、みじん切りにしたパセリとにんにく、塩、ナツメグを加えてよくこね、8等分に丸める。
2.フライパンに多めのオリーブオイル、みじん切りにしたにんにく、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを入れて中火で3分ほど炒め、ざく切りにしたトマト、酒、野菜の旨みだし、月桂樹を加えて煮込んでいく。

3.2のソースが半分量になったら弱火にし、1の団子を入れて煮詰め、塩、こしょうで味を調える。

【食材】

月桂樹(ローリエ)・・・煮込み料理によく使用される月桂樹(ローリエ)は、シネオールやリナロール、オイゲノールなどの香り成分を含み、体を温め、血流を促したり、精神をリラックスさせる効果があります。更にナツメグやこしょうなどのスパイスと組み合わせることで相乗効果が。月桂樹(ローリエ)は、古代ギリシアとローマの人々にとって、勝利と平和の象徴であり、1年中変わらずに緑色であることから、不老不死の象徴でもありました。

情熱の真っ赤な魂!スペイン風肉団子のトマト煮込みで使用

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