今回のブログは初めて焼きあごの体験に行った新入社員が担当いたします!
今年もあごの串刺し、焼きあご体験に行ってまいりました!
「あご入兵四郎だし」などに使用するあご。
長崎県平戸沖で秋のお彼岸前後にしか獲れない尾のしまったものを選び、
炭火で丁寧に串焼きにしています。
腹から焼くことで、はらわたを落とし苦みを取ります。雑味が出るのを防ぎながら、
串から落ちずに残る鮮度の良いものだけを選別します。そして塩分を適度に含んだ浜風の中、
天日干しをしてさらに旨みを凝縮させます。
手間暇がかかりますが、唯一無二のおいしい兵四郎のだしを作るには大切な作業です。
実際に串刺しを体験しましたが手が滑って刺せなかったり、思ったところに刺せず
位置がずれてしまったりなど大変難しい作業でした。
焼きあご体験では、想像以上の熱さで焼き場にあごを置くのに一苦労。
職人の方々は、いとも簡単に作業されており、「職人技」とは
まさにこのことだと実感しました。
職人の方にお話を聞くと早朝からあご漁に向かい、串刺し、焼き作業を
行っているということでした。
私たちが販売できている背景にはたくさんの方の苦労と努力があるということを
再認識できました。
焼きあがったあごは天日干しをして、その後乾燥室で5日間程乾燥させます。
乾燥室の温度や湿度はあごの大きさで変わり、一つ一つ丁寧に作ります。
その後苦労して仕上げた焼きあごは選りすぐりのだし素材や調味料と合わせ
ようやく「あご入兵四郎だし」になります。
入社して半年、兵四郎だしのおいしさはもちろん知っていましたが、
今回の体験で、より一層兵四郎だしのおいしさの理由、商品ができるまでの
苦労などが分かり、さらに自信をもって販売する自覚を持つことができました。