毎年恒例の書道研修を今年も行いました。
今年は4月入社の新人に加え、これまで書道研修を受けられなかった先輩社員も一緒です。
コロナ禍を除き毎年行われる研修ですが、書道の先生が趣向を凝らしたメニューを考えてくださいます。
まずは自分の名前から。
パソコンやスマートフォンの時代ではありますが、社会人として自分の名前を美しく書けるかどうかは、やはり大きく印象が違いますね。
社会に出るにあたり必要な、祝儀袋の書き方も教わりました。
お祝いやお悔やみ用の包みに書く文字は、男性は楷書で、女性は行書がいいそうですよ。
そして、御霊前は悲しみに暮れた中で書くので、多少の文字の乱れは気にしなくていいとのこと。
派生して、御霊前と御仏前の違いも教わり、一般教養も身に着けることができました。
今年の作品は白抜き剤を使って名前を書きました。
文字を書いた裏から墨を全体に塗ると、まるで拓本をしたかのように白く文字が浮き出てきます。
とても味のある作品が次々に出来上がっておりました。
また、半切の半分のサイズに好きな文字を書く大きな作品にも挑戦。
添える名前もしっかりご指導いただきました!
毎年興味深いのが、書道はそれぞれの性格が表れるということ。
慎重派、生真面目派、大胆派などなど・・・。
そんな人格も垣間見え、へぇ~~と思うこもしばしば。
そして、一様に仮名のときは水を打ったように静かに、大きな文字を書くときは賑やかになります。
精神統一、心や頭のリフレッシュにもなる研修ですね。
これからの社会人生活に役立ててもらえればと思います。