兵四郎米の田んぼの近くに、6世紀前半ごろに築造されたといわれる
国史蹟「仙道古墳」という円墳があります。
所在地は先日こちらでご紹介した「大己貴神社」と同じ、福岡県朝倉郡筑前町。
この「仙道古墳」は、直径が33メートル、現存高約4メートル。
周囲には幅2~3メートル、深さ約1メートルの溝を二重にめぐらしています。
横穴式石室があり、奥壁、袖石、仕切り石には赤や緑の○◎▲などの装飾が
描かれています。
このように彩色された古墳を「装飾古墳」といい、北九州に多く見られるのだそうです。
古墳の脇にはこの石室を再現した模型が展示されており、
いつでも見学ができますが、実際の石室は春と秋に一般公開されます。
「仙道古墳」からはいろいろな円筒埴輪が多量に出土し、
その中でも珍しく貴重な「柵形円筒埴輪」や「盾持武人埴輪」が出土しています。
古墳の周囲には半分くらいの大きさのレプリカが立っており、
皆一様に同じ方向を向いていました。
なんだか不思議な気分になります…[:にぱっ:]
兵四郎米の里は、なかなか奥の深い歴史を感じるところですね。
「仙道古墳」から歩いていける距離に
「筑前町歴史民俗資料室」があり、出土品などが展示されているそうです。
こちらへ来られる機会がおありの方は、
ぜひ、お立ち寄りください。
田園風景がどこまでも広がる、田舎町ですが・・・・[:にかっ:][:汗:]
兵四郎米の里めぐり
~仙道古墳編~
Category :