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兵四郎のおいしいブログ

『早苗饗(さなぶり)』

        早苗饗
先日、このブログで田植え後に『早苗饗(さなぶり)』を行ったと書きましたが、
今日はそのことについて、もう少しお話したいと思います。
早苗饗(さなぶり)という言葉はあまり聞きなれない言葉ですよね。
早苗饗(さなぶり)の「さ」は田の神様を指し、「さなぶり」は東北~関東地方の呼称で
四国~九州あたりでは「さのぼり・さなぼり」というようです。
昔は「さ(=田の神様)」が「のぼる(=田の神が天に昇る=終了する)」と考え、
田植えが無事に終了したことや、田植えのために多くの人手を借りたことを感謝し、
豊作を祈願するためのものだったそうです。
そして、みんなでお酒を酌み交わし、ご馳走を食べ、
たがいに田植えの労をねぎらっていました。
また、福岡県の株式会社 ラック 柴山文夫社長の言葉を拝借すると…。
日本人は太古の昔より農耕民族として生活してきました。
自然を愛し、自然を畏敬し、自然を神々としてきました。
その象徴はさくらです。
田園を守り、稲を育て、豊作を約束する「さ」の神が鎮座する座(くら)の樹が
「さくら」です。
さくらは日本民族の守りの樹であり、春を呼ぶ寿樹です。

私たちは自然の営みの中で生かされ、
自然の力を借りて、生きています。
農耕民族の日本人として、もっとも大切で神聖な行事の一つが
田植えだったのではないでしょうか。
自然の営みの中で育まれる米を頂くにあたり、
田の神様に感謝しなければなりませんね。
神様が居られる「さくら」を日本の花と敬い、愛しているのは
そんな太古の人の思いが、今も脈々と私たちの中に
受け継がれているからでしょうか。
この『早苗饗』を通し、自然に対して
今一度感謝する機会になりました。。
改めて「兵四郎米」をありがたくいただきたいと思います。