2021.05.25
おいしく手軽な健康法・お茶を飲もう
お茶に含まれるカテキンには抗酸化作用や、強い殺菌効果があり、細菌やウィルスを撃退して免疫力を上げることが分かってきました。その他、利尿作用のあるカフェインも含まれ、体の余分な水分や老廃物を排出してくれます。また、からだの熱を鎮め、夏の暑さを軽減する作用があるので、これからの季節にはうれしいですね。
カフェインや旨み成分のタンニンは鉄の吸収を阻害するため、貧血の方や乳幼児、妊娠中の方はカフェインが少ない焙茶がおすすめです。
お茶memo
*お茶は飲む野菜!
お茶は飲む野菜といわれるほど栄養が豊富に含まれていますが、食物繊維やビタミンは茶がらに残ってしまいます。
農薬不使用の安全な茶葉は、残った茶がらも調理して食べられ、栄養をまるごと取り入れられます。
*上手な保存方法
➤未開封のもの
冷蔵庫で保存し、湿気で劣化しないよう室温に戻してから開封します。
➤開封後のもの
なるべく酸素に触れないよう密封性と遮光性のある容器に入れ、
高温多湿を避けて冷暗所で保存。
冷蔵庫での保存は湿気を吸ったりにおい移りの原因となるため避けましょう。
★古くなった緑茶は煎ってほうじ茶に!
煎ると香ばしくカフェインが少なくなり、お子様にもおすすめです。
[ほうじ茶の作り方]
①フライパンを熱しておく。
②中火で焦げないように緑茶を乾煎りする。
③香ばしい香りが立ち込めてきたら器に移し、手早く冷ます。
淹れ方で変わる!
緑茶のおいしさ&パワー
手軽なペットボトルのお茶が好まれる中、急須で淹れるお茶は夏になると特に敬遠されがち。
でも、実は茶葉から入れるお茶にはうれしい効果があることをご存じですか?
夏のおいしいお茶の淹れ方や効果を知って、上手に水分補給しましょう。
*お湯で淹れる
お茶を淹れる時間も楽しみたい方、香りを存分に楽しみたい方、
冷えが気になる方におすすめ
冷房などでからだが冷えやすい季節に温かい緑茶は最適。
からだの中からじんわりと温めてくれます。
[おいしい淹れ方]
①沸騰した湯を一度器に移し、湯を適温まで冷ます。
茶葉は急須に入れておく。
②冷ました湯を急須に注いで蒸らす。
③湯呑に②を回し入れ、最後の一滴まで注ぐ。
*お湯で淹れて冷ます
冷たいお茶で渋みも味わいたい方におすすめ
お湯で淹れると渋み成分であるカテキンが抽出されるため、冷やして飲んでもお茶ならではのおいしさが味わえます。
*水出しにする
冷たいお茶で旨みと甘みを堪能したい方におすすめ
低温で淹れるとカテキンがあまり抽出されず旨みだけが出るため、お茶の甘みを感じることができます。
緑茶にはビタミンCがたっぷり! 普通のビタミンCは熱に弱いのですが、緑茶に含まれるビタミンCは熱に強く、お湯で淹れても壊れません。 また、お湯で淹れたお茶はカフェインが多く含まれていますが、カフェインにはほてったからだを冷やしてくれる効果が♪ カテキンによる殺菌作用もあり、食中毒の予防にも役立ちます。 |
茶がらを使って~その1~
野菜たっぷりミートローフ
【材料】4人分
玉ねぎ・・・1/2個
ピーマン・・・1個
しいたけ・・・中1個
にんじん・・・1/4本
なす・・・1/2本
パプリカ(黄)・・・1/4個
枝豆・・・適量
茶がら・・・大さじ2
トマト・・・1/2個
えろーうもおてごめんつゆ・・・大さじ1
A.
合いびき肉・・・300g
あご入兵四郎だし・・・1袋
卵・・・1個
パン粉・・・1カップ
【作り方】
1.枝豆はさやから出す。
2.玉ねぎ、ピーマン、しいたけ、にんじん、なす、パプリカはすべてみじん切りにする。
3.ビニール袋にAを入れてもみながら混ぜ、1、2、茶がらを加えてよく混ぜ合わせる。
4.パウンド型にオーブン用の紙を敷き、3を詰めて表面をならす。200℃に予熱したオーブンで35分ほど焼く。竹串を刺して透明な肉汁が出れば焼き上がり。
5.トマトはみじん切りにしてごめんつゆと合わせ、4にかけていただく。
茶がらを使って~その2~
茶がらのふりかけ
【材料】作りやすい分量
茶がら・・・2回分
兵四郎の白すりごま・・・大さじ2
かつお節・・・2g
割烹がえし・・・大さじ1
七味唐辛子・・・適宜
【作り方】
1.フライパンに水気を切った茶がらを入れ、パラパラになるまで乾煎りする。
2.1に割烹がえしを入れて汁気がなくなるまで煮る。
3.2に白すりごま、かつお節を入れ、お好みで七味唐辛子を入れる。
編集後記
今、世界中で蔓延しているウイルス。
ワクチンも有効かもしれませんが、その前に、何より健康なからだであることが大切。
免疫力を上げ、ウイルスに負けない体づくりを心掛けることが一番ではないでしょうか。
日本の家庭で昔から飲まれている緑茶には、とても多くのうれしいパワーがあり、私たちの健康維持に力を貸してくれます。
こんなに身近で、おいしくて、ひと口含めば身も心もほどけるような緑茶でそれが叶うのであれば、使わない手はありませんね。
野菜たっぷりミートローフで使用
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