しんしんと空気が冷え込む季節に、ひと際食べたくなるのが熱々のグラタン。
とろりとした食感に、こんがり焼き目がついたチーズが香り立つ、お子さんから大人まで人気の料理ですね。
冬は食卓に並べたいひと品ですが、時間がないときや仕事で疲れて帰ってきてつくるには、少し面倒に感じることも・・・。

そこで今回は、ひと工夫によって時短でつくれる3種類のグラタンレシピをご紹介します。
調理の手間をおさえれば、あとはオーブントースターにおまかせするだけ！
洋風（ミートソース、ホワイトソース風）、和風と、味わい別につくってみましたので、ぜひお好みのレシピを見つけてみてください。

レンジでミートソースをつくって時短！

豆腐のミートソースグラタン（調理10分＋オーブン15分）

<材料>（2人分）
木綿豆腐…1丁
ミニトマト…3個
ピーマン…1個
ピザ用チーズ…80g
オリーブオイル…適量

　A.合いびき肉…100g
　　玉ねぎ…1/2個
　　にんじん…1/4個
　　トマトの水煮缶(カット)…300g
　　野菜の旨みだし…2袋
　　ケチャップ…大さじ1

<下準備>
豆腐をキッチンペーパーに包み、十分に水気をとる。

<作り方>
1.玉ねぎとにんじんはみじん切りにする。
ピーマンは5mm幅の輪切りに、ミニトマトは半分に切る。
豆腐は上から十字に切ってから、さらに半分の厚さに切る。
2.耐熱ボウルにAを入れ、混ぜ合わせる。
※野菜の旨みだしは袋の中身を破り入れ、トマト缶は汁ごと入れる。
3.ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で8分加熱する。

4.グラタン皿にオリーブオイルを引き、豆腐を敷き詰める。
豆腐の上に3、ミニトマト、ピーマン、ピザ用チーズの順にのせる。
5.200℃に予熱したオーブンで、焼き色がつくまで15分加熱する。

フライパンに材料をまとめて入れて時短！

ほっくりえびポテトグラタン（調理15分＋オーブン15分）

<材料>（2人分）
むきえび…140g
じゃがいも…中2個
玉ねぎ…1/2個
ブロッコリー…1/4株
野菜の旨みだし…2袋
バター…30g
牛乳…400ml
薄力粉…大さじ3
ピザ用チーズ…80g

<作り方>
1.玉ねぎは薄切りに、じゃがいもは1cm幅の半月切りにする。
ブロッコリーは小房に分ける。

＊ポイント
グラタンではじゃがいものデンプンがとろみUPに役立つので、じゃがいもの水洗いはしないのがおすすめです。

2.耐熱皿にじゃがいもを並べてラップをし、電子レンジ(600W)で4分加熱する。
同じようにブロッコリーを電子レンジ(600W)で2分加熱する。
3.フライパンを熱してバターを入れ、玉ねぎを透き通るまで炒めたらえびを加えて炒める。
4.えびの色が変わったらじゃがいもとブロッコリーを加え、薄力粉を振り入れて全体を混ぜ合わせる。
5.粉っぽさがなくなったら牛乳を数回に分けて入れ、野菜の旨みだしの袋を破って中身を入れる。

6.とろみがついたら火を止め、グラタン皿に流し込む。
7.ピザ用チーズをのせ、200℃に予熱したオーブンで焼き色がつくまで15分加熱する。

さば缶を活用して時短！

さばの和風味噌グラタン（調理10分＋オーブン15分）

<材料>（2人分）
さば缶(味噌煮)…1缶(180g)
キャベツ…200g
しめじ…100g
割烹がえし…大さじ2
ピザ用チーズ…80g

<作り方>
1.キャベツは千切りに、パセリはみじん切りに、しめじは小房に分ける。
2.さば缶からさばを取り出し、大きめにほぐす。
汁は別の器に移し、割烹がえしを加えて混ぜ合わせる。

3.グラタン皿にキャベツを敷き詰め、さば缶の汁を半分回しかける。
4.3にさば、しめじをまんべんなくのせ、残りの汁を回しかける。
5.ピザ用チーズをのせ、200℃に予熱したオーブンで焼き色がつくまで15分加熱する。